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1on1ミーティングのやり方|質問集と継続のポイント
1on1が失敗してしまう理由と対処法
「1on1を導入したが続かなかった」という声は意外と多いです。
続かなくなる理由5つとその対処法について解説します。同じ過ちをおかさないようにしましょう。
① 「上司のための時間」になり、メンバーが意味を感じなくなる
1on1は「部下のための時間」であり、「部下との信頼関係づくり」「部下の成長支援」の2つが主な目的です。
ところが、いつの間にか上司のための時間、業務進捗管理ばかりとなってしまうことが多いのです。
<対処法>
・アジェンダを用意し、お互いが準備した上で対話する場づくりを行う
② 1on1実施前に、部下への説明を怠る
まだ1on1をやったことのない部下にとって、1on1の効果や意味はよくわかりません。
新たに業務が増えると感じ、忙しいからやりたくないと考える人もいます。
<対処法>
・1on1でどういったことを行なっていきたいか目的を明確にし、部下にしっかりと説明し理解を得る
③ 忙しいからとスキップしてしまい、段々と実施されなくなる
忙しいからとスキップしてしまうと、1on1は重要でないと部下が考えるようになります。
すると、部下も1on1をスキップするようになり、いつの間にか実施されなくなっていきます。
マネジャーは1on1を重要だと考えており、部下のために使う時間を大切にしている姿勢を崩してはいけません。
<対処法>
・忙しい時や予定が入ってしまった時は、スキップせず再設定する
④ 最初から完璧にやろうとして、堅苦しい場になる/準備が大変で続かない
最初から完璧にやろうとして、負担となってしまい続かないケースがあります。続かなくては意味がありません。
まずはフランクに話せる場を作ることを目指し、中身は徐々にブラッシュアップしていきましょう。
<対処法>
・最初から完璧な進行や内容を目指さない、まずはフランクに話せる継続した場作りを
・はじめはお互いの人となりを理解し、1on1をどんな場にしていきたいかの共有で十分
⑤ なんの話をすれば良いかわからず会話が進まない
部下のための時間だからと、部下に「何か話したいことある?」と丸投げしていては話が広がりません。
事前に質問や話す内容を考えましょう。
<対処法>
・部下の価値観やキャリアなどを最初に聞いておくと話を広げやすく、仕事の任せ方や、目標設定、評価などにも役立つ
・時間が経ってくると、いまさら聞きづらい…となってしまうので、1on1を始めるタイミングは普段話さないテーマが話しやすいタイミング
効果的な1on1を行うためのアジェンダ作成の方法
事前にアジェンダを共有することで、メンバーはそのテーマに対してどんな話をしようかと考えてくれるます。
事前準備が重いと続かないので、アジェンダは簡単なもので構いません。
状況に合わせた1on1で使えるアジェンダ例を紹介しますので、参考にしてください。
1on1で使える具体的な質問例
いかがでしたでしょうか?
1on1はとても効果的、効率的なマネジメント手法です。
継続できている企業・組織では、1on1は当たり前、無くてはならないものとなっています。
ぜひ今回の内容を参考に、1on1を継続していきましょう。